
韓国人のエッセイ。
著者の経歴は、有名美大に3年浪人→入学→予備校でバイトしながら卒業→適当な職に就職→副業でイラストレーター→40歳で仕事をやめ、貯金を食いつぶしながらゆっくり過ごしている人。
著者には、おそらく何か読者にアピールできる箇所があるだろうに、作中では一切自分を誇示しておらず、謙虚な人だなあと思った。
この本は、会社員時代の貯金を食いつぶしながら、仕事をせずに昼間からビールを飲む40歳の男のエッセイである。
目次
面白かったポイント
著者は親の影響を強く受けていると感じた。親に申し訳ない・親の小言が・・・という表現が多い。
日本人の似たような本(仕事頑張らない・自由に生きよう系)も読んだことがあったけど、日本人の社会的地位を捨てるときの敵は世間体だった。家族・友人他、近所付き合いなど、「周りの人からの目を気にしない方法」がよく書かれていたと思う。
韓国人の著者は、周りよりも親の視線・親の世間体が気になっている感じだった。うーん、国ごとの文化の違いなのかもしれない。※韓国発祥の儒教では親を大事にって言うらしいし
個人的な感想
やっぱり貯金は反社会的で不真面目な行為だと思う。著者は貯金があったので衝動的に仕事をやめた。貯金あってこそのこの反社会・反会社的なエッセイが生まれた。
一方で借金は社会的な行為である。もし著者が賃貸でなく住宅ローンを組んでいて、貯金も頭金でほとんど使ってしまっていたら、仕事を辞める発想すら浮ばなかっただろう。
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