
人狼のグレーとは、役職をCOしておらず、占いで白も黒も出ていない人のことです。 序盤は村の大半がグレーで、人狼もほとんどがその中に隠れているので、グレーをどう絞るかが推理の中心になります。
この記事では、グレーの意味と関連する言葉、人狼がどこに潜むか、グレーが日ごとにどう変わるか、グレランの当たり、グレー精査で見る所、「村人CO」の扱いを順に解説します。例と数字は、ブラウザの人狼「みんなで人狼」で実際に遊ばれた319戦の記録を、AI(Claude)が集計したものです。
この記事の言葉
- CO:自分の役職を名乗ること(カミングアウト)。
- 白・黒:占いで「人間」「人狼」と出ること。白確は、本物と分かっている占い師から白が出たなどで、人間と確定した人。
- 吊り:昼の投票で1人を村から追放すること(ゲームの画面では「追放」)。スキップは「追放しない」。
- 噛み:人狼が夜に1人を襲うこと。
- 縄:村があと何回吊れるか。外すたびに1本減る。
- 村側・騙り・対抗:村側は村人陣営。騙りは嘘の役職を名乗ること。対抗は、同じ役職を名乗る2人目以降の人。
グレーとは:白でも黒でもない人
COした人と、白・黒が出た人を除いた残りがグレーです。 迷ったら、生きている人の番号を並べて、そこから外していくと数えられます。
グレーに関係する言葉は次のとおりです。
| 言い方 | 意味 |
|---|---|
| グレー(灰) | 役職COも占いの結果もない人 |
| グレラン(グレーランダム) | 吊り先を決めず、グレーの中から各自が投票して1人吊ること |
| グレー吊り | 理由を挙げて、グレーの中の特定の人を吊ること |
| グレー精査 | グレーの人の発言や投票を見て、人狼かどうかを考えること |
| グレー詰め | グレーを人狼がいそうな人に絞り込み、そこに話を集めること |
実戦のチャットでも、グレーは番号で並べて確かめられていました。No.6742 第1戦 の2日目、霊能者は「1.2.5.7.8グレー?」と書いています。COした占い師と、白が出た人を除いた5人です。
グレーは、占いの結果が出るたびに、そして吊りと噛みで人が減るたびに小さくなっていきます。
人狼はどこにいる?4人に3人はグレー
人狼探しは、まずグレーから始めます。 人狼は役職を騙らないかぎりグレーのままで、1日目の投票のときに生きていた人狼の76%がグレーにいました。
投票のときに生きていた人狼が、どこにいたかを日ごとに数えました。
| 日 | 生きていた人狼(のべ) | グレー | 役職CO | 黒が出ていた | 白が出ていた |
|---|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 503人 | 76% | 16% | 6% | 2% |
| 2日目 | 396人 | 71% | 18% | 6% | 5% |
| 3日目 | 250人 | 68% | 15% | 10% | 7% |
役職COの中の人狼は、占い師などを騙った人です。偽の占い師への対処は ロラの記事 にまとめています。
3日目になっても、生きている人狼の3分の2はまだグレーです。グレーを絞らないと、人狼にはたどり着けません。
グレーは日ごとに濃くなる
日がたつほど、グレーに残っている人は強く疑ってよくなります。 占いの白と、吊り・噛みで村側が抜けていき、4日目にはグレー平均3人ほどのうち、3人に1人以上が人狼でした。
4日目の35%は、生き残り全体の中の人狼の割合(29%)よりも高い数字です。
8人村の3日目。占い師の白が村人Aと村人Cに出て、残るグレーは2人になった。占い師は「2、8つればおけ」と書き、3票で人狼Aが吊られた。翌日、残る人狼Bも吊って村の勝ち。
この村は2日目にグレーから村人Bを吊って外しています。それでも占いの白が積み重なり、グレーが人狼だけになりました。
グレランとは:グレーから投票で1人吊ること
対抗も占いの黒も無い日は、グレランかグレー吊りで、グレーから1人吊ります。 グレランは吊り先を1人に決めず、各自の判断でグレーに投票する吊り方です。
吊り先の決め方は、ほかに次のようなものがあります。
- 黒を吊る:占いで黒が出た人を吊る。
- ロラ・決め打ち:対抗が出た役職をまとめて吊るか、1人を偽物と決めて吊る(ロラの記事)。
- グレラン・グレー吊り:どれも無いとき、グレーから吊る。
日が進むほど、グレーから吊る日は増えます。実戦で吊られた532人のうち250人(47%)がグレーで、1日目は30%、3日目には56%と半分を超えました。役職COの人と黒が出た人が、先に吊られて減っていくからです(日ごとの数は最後の「吊られた人の位置」)。
8人村の3日目。占い師は2日目の朝に噛まれ、占いの結果は1つも出ていない。霊能者が「感で行くしかない」と書き、3票で人狼Bが吊られた。
この村では、この日の投票先が翌日の決め手になりました(下の「グレー精査」)。
グレーから吊ると当たる?くじ引きより少し上
黒が出ているなら黒を吊り、グレーから吊るのは縄に余裕のある日にします。 グレーから吊って人狼に当たったのは43%で、黒を吊った日の80%を大きく下回りました。
下の表の「くじ引きなら」は、その日のグレーから目をつぶって1人選んだときに人狼に当たる見込み(グレーの人数の中の人狼の割合)です。グレランと、理由を挙げたグレー吊りの両方を数えています。
| グレーから吊った日 | 回数 | 人狼に当たった | くじ引きなら |
|---|---|---|---|
| 全部 | 250回 | 43% | 34% |
| 8人以下の村 | 136回 | 49% | 34% |
| 9人以上の村 | 114回 | 37% | 34% |
8人以下の村ではくじ引きより15ポイント高く当てていますが、9人以上の村でグレーから吊った日は、くじ引きとほとんど同じ当たりでした。
1日目の外れは、そのまま勝敗に響きます。1日目にグレーから村側を吊った21村は、24%しか勝てていません(1日目にスキップした177村は51%)。1日目にグレーから人狼を吊った村は14村と少ないですが、ほとんどが村の勝ちでした。縄の数え方は PPの記事 で解説しています。
グレー精査:投票先を見る
人狼が吊られた日に、ほかの人と違う人へ入れていたグレーを疑います。 人狼は仲間が誰か知っているので、仲間に票を入れることがほとんどありません。
グレーから吊った日(人狼が2人以上生きていた89回)に、人狼が入れた191票のうち、仲間の人狼に入れた票は15票(8%)だけでした。
「なんでさっきの投票で1さんは8さんに入れてるので」(霊能者)
上の実例の No.9297 第1戦 では、人狼Bが吊られた日に、人狼Aだけが村人Bに投票していました。霊能者は4日目にこの票を理由に挙げ、最後のグレーだった人狼Aを吊って村が勝っています。
グレーの人数と人狼の数から、当たる見込みを数えるのも精査の1つです。No.1689 第12戦 の2日目、村人Cは「グレーの3578から2人人狼だから2分の1で人狼つれる」と書き、計算は合っていました。ただ翌日のグレランは村人Bに外れ、最後は人狼が勝ちました。半分の見込みでは、外れることも半分あります。
人狼側:グレーに紛れて票に乗る
人狼はグレランの日、票を割らずに村側の票に乗ります。 だから村側は、グレランの日の投票先を全員分残しておくと、次の日の精査の材料になります。
グレーから村側を吊った58回(人狼が2人以上生きていた日)のうち、33回は生きていた人狼が全員、吊られた人に票を入れていました。No.9297 第1戦 の2日目もこの形で、人狼の2人はどちらも村人Cに入れ、村人Cが5票で吊られました。
よくある勘違い:村人COしたらグレーではない?
「村人です」とCOした人も、グレーとして扱います。 みんなで人狼では村人陣営は自分の役職しか名乗れませんが、人狼は村人を名乗れるからです。
1日目の投票のとき、村人COしていた1331人のうち人狼は24%でした。何も名乗っていない人(503人)の中の人狼は21%で、ほとんど変わりません。生きていた人狼の側から見ると(こちらも、のべ503人。たまたま同じ数)、316人(63%)が村人COをしていました。
No.3085 第1戦 では、1日目に村人Aが「村人名乗り白確だけでいいのでは?」と書いています。村人COは白確にはなりません。白確になるのは、本物と分かっている占い師から白が出た人などです。
まとめ
- グレーは、役職COも占いの結果もない人。グレランは、そのグレーから投票で1人吊ること。
- 人狼探しはグレーから。1日目に生きていた人狼の76%はグレーにいて、グレーの中の人狼は4日目には35%まで濃くなる。
- 黒が出ていれば黒を吊る(当たり80%)。グレーからの吊りは43%で、9人以上の村ではくじ引きとほぼ同じ。
- グレー精査は投票先を見る。人狼が仲間に入れた票は8%だけ。
- 村人COしてもグレーのまま。人狼の63%が村人COしていた。
吊られた人の位置(日ごと)
| 日 | 吊られた人 | グレー | 黒が出ていた | 白が出ていた | 役職CO |
|---|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 119人 | 36人 | 27人 | 0人 | 56人 |
| 2日目 | 174人 | 82人 | 23人 | 5人 | 64人 |
| 3日目 | 124人 | 69人 | 23人 | 3人 | 29人 |
| 4日目 | 76人 | 43人 | 8人 | 7人 | 18人 |
| 全部(5日目以降も含む) | 532人 | 250人 | 89人 | 19人 | 174人 |
吊られた人が人狼だった割合は、グレー43%・黒が出ていた80%。白が出ていて吊られた人は19人と少ないので割合は出しませんが、その中にも人狼はいました(人狼に白を出したのは偽の占い師)。
数え方
- 役職の記録を残し始めた 2026-10-24 夜から 2026-10-26 までに決着した319戦(今の決まりの村だけ)。
- 「グレー」は、投票のときに生きていた人のうち、占い師・霊能者・狩人・人狼・狂人のどれもCOしておらず(取り消した人はCOしていないに数える)、昼に出た占いの結果の対象になっていない人。村人COはグレーに数える。占いの結果は、偽の占い師が出したものも含む。
- 「くじ引きなら」は、グレーから吊った日ごとの「グレーの人数の中の人狼の数」の割合を平均したもの。
- 1つの対戦は日ごとに何度も数えている(人狼の数・グレーの人数は「のべ」)。
- 「吊り」はゲームの画面の「追放」、「噛み」は人狼の襲撃、「スキップ」は「追放しない」のこと。
- 狂人は9人から入る。人狼の数が残りの人(狂人を含む)と同じかそれより多くなると、人狼の勝ち。
- 「グレ」と書かれた発言は83回(39戦)、そのうち「グレラン」は17回。
数字のもとになった村は、いまも遊べます。みんなで人狼で遊ぶ(無料・登録なし・ブラウザ)
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