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正義欲、キャンセルカルチャー、迷惑系Youtuberについて

2024 8/12
日記・考えの整理
2024年8月12日

キャンセルカルチャーという文化がある。

偉い人、有名な人、社会的な立場のある人の問題を叩き、降板させる文化である。

自分の正義欲を満たすことができる娯楽である。

目次

Yahooニュースと正義欲

和田アキ子の“トド発言”にネットが激震 有吉弘行も指摘「ダメなんだよ」https://news.yahoo.co.jp/articles/78fa669ee750af45fb036ad816ef3b53479d629a

Yahooニュースでは、いつでも、誰かしらが炎上し、コメント欄には批判が並んでいる。

人間には、「炎上している人を批判したい」という欲求があり、各社メディアはそれを満たせる場所を提供して広告収益を得ている。

芸能人などの炎上に参加し、キャンセルカルチャーを通して自分の正義欲を満たすのが、今のネットの楽しみ方のひとつになっている。

ニュースメディアの炎上記事は、正義欲を満たしたい人のためのコンテンツである。

迷惑系Youtuberが売っているもの

正義欲の解消。

「何か迷惑そうなことをしている人を批判して、自分の正しさを感じたいなあ」という、潜在的な欲求が世の中にある。

迷惑系Youtuberは、その批判対象となることで、視聴者の正義欲を解消するビジネスをしている。

正義欲について

  • 善行というよりも、悪を成敗したい。
  • 巨悪をみんなの力で倒したい。
  • スッキリ、スカっとしたい。
  • 偉い人の隠れた悪を暴きたい。

人の本能的な何かに根差した欲だと思う。

関連

2014年に初出していた。まさしくこの通り。

「正義欲」というものがある。無関係の他人の振舞いをみて「こんな不正をしてけしからん」「こんな下劣なことをしてけしからん」と正義の怒りに身を任せる快楽に浸りたい欲望である。人々の正義欲を刺戟するビジネスを「下劣でけしからん」と思うのならば正義欲の発露はほどほどにしとくのが吉

— 増田聡 (@smasuda) March 19, 2014

正義欲とは、「正義の怒りに身を任せる快楽に浸りたい」という欲望。

正義欲の問題

怒りベースなのが良くない。

ネット上で広告収益を獲得するために、各社メディアは様々な興味関心をひくためのコンテンツを提供している。

食欲、性欲、物欲、○○を体験したいなど、人間が持つあらゆる欲求に対応したコンテンツが多数ある。

その中で正義欲は、怒りを呼び起こす欲求である。

世の中にはいろいろな人がいると思うけれど、毎日の生活の中に、怒りを外部から与えられる→発散することでストレス解消する一連の流れが組み込まれるのは、誰にとっても長期的な幸せではないように思える。

正義欲の由来

以下仮説。人間の本能だと思う。

  • 正義欲とは、かつて人間が群れで行動していたときの名残である。
  • 群れの上位者を理由をつけて追放すれば、自分が群れのなかでより上位となり、良い異性・食べ物にありつける。
  • 正義欲を満たそうとした人間が異性を獲得し、子孫を残してきた。
  • 正義欲がない人間は、進化の過程で淘汰された。
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阿久澤
Webマーケター
群馬県前橋市在住のWebマーケター。
自社のSEOや広告運用を担当している。
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