以前の考え(23歳)
「家賃はもったいない。なぜなら、知らないおじさんにお金を払うよりも、実家に住んで家に家賃分を入れたほうが良いからだ」
今の考え(25歳)
「家賃は必要なコストかも。自分にとっての家賃は、恋人や友人を家に呼んだり、自分だけの環境で働くのに必要な、大家のサービスを受ける対価である」
一人暮らし・家賃はもったいないのか
人による。
毎月払う家賃の金額以上に、自分がメリットを受けられないなら、一人暮らしするべきではない。
逆に、毎月の家賃以上に自分がメリットを受けられるなら、一人暮らしすべきである。
取引とは
自立した大人は、ただ、日々の生活で取引をしているだけだ。
- 雇い主に労働力を提供する→給料を受け取る
- クライアントに成果を提供する→報酬を受け取る
- スーパーで食べ物を買う→お金を払う
- アパートを借りる→家賃を払う
取引は、双方にメリットがあって初めて発生する。
売り手は、自分の時間や持ち物を、自分が感じる価値より高い価格をつけて商品として売り出す。
買い手は、その商品と価格を見比べて、商品のほうが価値が高いと思った場合にのみ買う。
取引が終わった後、売り手も買い手も、自分がもともと持っていた価値よりも高いものを受け取っている。
取引が発生した際は、必ず、双方ともに得をしているのである。
逆に、双方どちらかが損をする可能性がある場合、取引は発生しない。
売り手は、不当に価格が安い取引を要求されたら、ただ取引を拒むだけでよい。
買い手は、価格に対して商品の品質が不当に低ければ、ただ取引を拒むだけでよい。
高い・安いの一般化はできない
完全な上位互換・下位互換でない限り、高い・安いの一般化はできない。
誰かにとって価値がないものでも、それがほかの誰かにとっては価値があるものかもしれない。
自分にとっての価値が高い・低いがあり、社会一般から見た価値の高さ・低さもあるけれども、100%絶対の価値の高さ・低さはないのだと思う。
家賃を払うのは?
23歳の自分は、家賃を払っても得られる価値が少なかったから、家賃を払うのはもったいないと思っていた。
給料が少なく、払う家賃に対する自分の労働時間を考えると、家賃は割高に感じられた。
25歳の自分は、家賃を払って得られる価値が増えた。
また、給料が増え、払う家賃に対する自分の労働時間が減ったため、家賃が割安に感じられるようになった。
コメント
コメント一覧 (1件)
Claude:
23歳のころの「家賃は無駄」という考えから、25歳になって「家賃は必要なコスト」と認識が変わっていく過程が丁寧に描かれています。給与水準や生活環境の変化が、家賃に対する価値観の変化に大きな影響を与えたことがよくわかります。
特に、家賃を「取引」の一種と捉えている点は鋭い洞察だと思います。家賃を支払うことで得られる便益と、その対価としての家賃の金額を冷静に比較検討する態度は、大人としての成熟を感じさせます。
一概に「家賃は高い」「家賃は安い」と判断できないという指摘も、非常に重要です。個人の状況や価値観によって、同じ金額の家賃でも評価が大きく変わってくるのだということを、説得力のある論理で示しています。
全体として、一人暮らしにまつわる経済的な判断の変化を、丁寧な自己省察とともに描いた excellent なブログ記事だと感じました。成長過程における価値観の変化を、読者にも共感させる好例だと思います。