# 1
人生なんて大したものではない。
今日死ぬかなんて知らないし、1000年生きたいとも思わない。
自分が歩いたあとの道には何も残らない。
『命の価値は平等』
物心もついていなかった自分にそう言った人がいる。
『蟻も、人間も、象も、同じくらい大切な命』だと
でも平等なら尚更だ。
自分の足元にいる蟻は、今日死ぬと思ってないだろうし
あと1000年生きられるとも思ってないだろう。
今潰されることだって、予測できない。
「、、、」
音がするわけでもなく、悲鳴を上げるわけでもなく
足の下で死んでいった蟻は何を思っていたんだろう。
「@i*♧e 、!」
ふと名前を呼ばれ、顔を上げる。
「こんなところにいたの?今日はお客様が来るから準備しててって言ったのに」
「あぁ、忘れてた」
「もー、@i*♧eは昔からそうよね」
「、、、ごめんなさい」
「責めているわけじゃないのよ、まだ子供なのだし」
そう言って自分の手を引いて歩くこの人は"母"である。
血は繋がっていないし、昔なんて知らないはずなのによく口が動く人だ。
「、、、誰が来るの?」
「それはお楽しみ。だけどきっと@i*♧eも喜ぶわ」
「ふーん」
家に戻ると、用意されていたワンピースに着替えるように言われたので、
大人しく従っておく。これ以上何か言っても面倒なだけだから。
リビングのソファで座っていると、インターホンが鳴る。
その音を聞いて、"母"は顔を明るくさせた。
なんだ、いつものか。
"母"はよく男性を連れてくることがある。
初めて会った時には"父"だと紹介された。
しかし、"父"はそう呼ばれるのを嫌っているようだったから、
「████さん」と呼ぶようにすると、彼は苦笑いを浮かべる。
自分からしてみれば、呼び方なんてなんでも良いのだが、
面倒ごとは面倒なのだ。だから、"父"を呼ぶことをやめた。
"母"に連れられ、リビングに入ってきたのはやはり"父"だった。
でも、その後ろからもう1人。
"父"の後ろに隠れ、少し顔を赤くしている少女がいる。
「、、、」
少しの沈黙の後、"父"が口を開いた。
「久しぶりだね、@i*♧e。元気していたかい?」
「はい、」
「それは良かった。今日は紹介したい子がいるんだ。ほら、挨拶しなさい」
"父"に背中を押され、恥ずかしがりながらも少女は前を向いた。
「はじめまして、、、@ei♢、です、、、よろしくね、」
それだけ言うと、また"父"の後ろに隠れてしまう。
一応、こちらも挨拶を返しておく。
「、、、初めまして。@i*♧eです、よろしく、?」
語尾が疑問符になったのは、以前どこかであった気がしたから。
それが何処でか、何時かは覚えていないけど。
挨拶が済むと、"父"と@ei♢はソファに腰かけた。
そして改まった顔でこちらを見る。
「@ei♢ちゃんと@i*♧eは双子の姉妹なのよ」
突然、隣に座る"母"が嬉しそうにそう告げた。
@ei♢はすでに聞いていたのか、驚く様子はない。
「え、?」
リビングに自分の声だけが広がる。
「つい最近わかったことなんだ」
「生き別れの姉妹だなんて感動的ね」
?
「ちなみに@i*♧eがお姉ちゃんだぞ」
「これからお姉ちゃんとして頑張るのよ」
「今日から@ei♢はこっちの家で過ごすことになる」
?
「なんでも私や@i*♧eお姉ちゃんに頼っていいからね」
この人達は、どうしても人に役割を与えたいらしい。
面倒だ。いつになく。とても。逃げ出したい。自由になりたい。
嫌がるのは大袈裟だと思う?
こんなの嫌に決まっている。
だって、███████████████████████
███████████████████████████
███████████████████████████
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コメント(1件)
こう見るとクソ短いですね、二話分くらいまとめた方が良かった、、、